住所:石川県金沢市此花町7-8 カーニープレイス金沢第二 4階 
定休日:火曜・水曜

1つにするべきか、2つにするべきか。

注文住宅を建てるとき、設計段階での打ち合わせで間取りや外観を決めていくのは大変かつ楽しい作業です。自分の理想のライフスタイルや、家族との将来のことなども同時に思い描くことができるからです。
しかし当然、理想と現実とのギャップに妥協しなければならないことも少なくありません。
土地の広さや予算など、限られた条件の中で、本当に欲しいものを取捨選択する必要があります。
私の場合それは、『吹き抜け』と『2階のトイレ』でした…

私は設計士さんに間取りの希望を尋ねられたときに、なにより『二畳ほどの個室』と『吹き抜け』を要望しました。『個室』は、はじめのうちは物置のような意図で利用しますが、将来的にはこぢんまりとした私個人の書斎のような、パーソナルスペースとして利用できればよいという希望からでした。これには家族も同意してくれました。『吹き抜け』の方も、私が住みたい家のイメージを思い描いたときに、玄関が吹き抜けになっていることが理想の住宅のイメージだったのです。
最初は希望を聞き入れた間取り案を提案してくれていたのですが、話を詰めていくうちに、「2階にトイレはいりますか?」という話が持ち上がりました。私の実家は2階建てでしたがトイレは1つしかなく、おせじにも広いとはいえない住宅に、トイレを2つ設置する発想はなかったのです。
しかし、家族に確認しますと「ぜひトイレが欲しい」と希望がありました。実家の両親に尋ねてみても「あったら便利だと思った」とのことです。問題は、限られた広さの中で、『吹き抜け』か『個室』か『トイレ』のどれか1つを諦めなければならないことでした。
結論を言うと、『吹き抜け』を諦め、2階にトイレを設置してもらいました。吹き抜けは、住宅にとって実用的でないとまでは思いませんが、我が家にとっては他の2点に比べて必然性がやや乏しかったというのが理由です。それでも私はかなり葛藤し、結局後ろ髪ひかれる思いで諦めたのですが、やはり家づくりは自分だけのものでなく家族の意見も大事で、無視できません。
新居に住み始めて3年になる今でも、吹き抜けのある間取りにあこがれはありますが、それはそれとして2つのトイレは充分に活用しています。
夜中トイレに行くときや、朝の忙しい時などにはなるほど、2階にもトイレがあることが大変便利です。とくに、幼児がいる家庭では、すぐにトイレにかけこめる環境は重宝します。
家づくり、特に注文住宅では『理想』と『現実』との折り合いに苦労することも多々ありますが、一人よがりにならずに、周囲の意見も聞きながら柔軟に考えていくことが、結局住みやすい家を作る秘訣なのかなと思いました。

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